先住猫と新入り猫の喧嘩で悩んでいませんか?
- 2匹目の猫を飼ったけど、先住猫の新入り猫への威嚇はいつまで続くの?
- 先住猫と子猫は、どうしたら仲良くなれるの?
- 先住猫が新入り猫を受け入れたサインは?
- 多頭飼いがうまくいかない。猫の相性が悪いのかな?
筆者もこんなことで悩んでいて、実際に先住猫と子猫が仲良くなるまで2か月半もかかりました。
猫の多頭飼いをするまでは猫同士を仲良くさせるのが、こんなに難しいと思っていませんでした。ケンカがいつまでも続くと「もう仲良くなれないんじゃないか…」と不安になりますよね。
この記事では「多頭飼いの猫の威嚇はいつまで続いたのか」と「失敗したポイント」「成功するまでにした事」の経験談をまとめました。
- 先住猫が子猫と仲良くなるまでの期間は2か月半(経験談)
- 先住猫が子猫を受け入れるために飼い主がした事(先住猫優先など)
- 先住猫が子猫を受け入れたサインはお互いに追いかけっこ、毛づくろいなど
- 猫の多頭飼いを成功させるには、猫の相性が大事
ぜひ、参考にしてみてください。
先住猫が新入り猫を受け入れたサインは?
先住猫が新入り猫を受け入れたときにとる行動はこちらです。
- 遊びをしかける
- 同じ部屋で寝る
- 毛づくろいしてあげる
- 鼻をくっつける
- おしりの匂いをかぐ
- お互いに追いかけっこ(片方のみは×)など
威嚇しながらこのような行動が少しでも見られたら、先住猫が新入り猫を受け入れたサインです。
猫の追いかけっこは追いかける猫がいつも同じだと仲が悪いので、お互いに追いかけっこしていれば仲良く遊んでいます。
うちの先住猫はケンカ(じゃれあい)からの~新入り猫の頭をなめるという行動をめちゃくちゃします。
「おしりの匂いをかぐ・鼻をくっつける」は仲のよいネコ同士のあいさつで毎日見られる行動ですが、うちの猫はこうなるまでに何か月もかかりました…。
先住猫と新入り猫(子猫)が仲良くなるまでの期間と対策をまとめました。
先住猫の威嚇はいつまで続いた?(体験談)
先住猫が子猫を威嚇しなくなるまでにかかった期間
筆者の猫の場合、多頭飼いしてネコ同士の威嚇がなくなるまで2か月半かかりました。
長いですよね?その間ずっと「2匹目の猫を飼って失敗だったのかもしれない、仲良くなれる日は来ないんじゃないか…」と不安なまま過ごしていました。
なぜ仲良くなるまでそんなに時間がかかってしまったのか?飼い主の行動を振り返ってみました。
私は多頭飼いをする前に『先住猫が子猫を受け入れる方法』をネットで検索して、記事を参考に子猫を飼い始めたんですよね。
ネット記事にはこう書いてありました。
- 別々の部屋で生活させる(子猫はケージに入れる)
- ごはんなど全てにおいて先住猫を優先する
- 初対面はケージごしにして、様子を見ながら徐々に会わせる時間をふやす。
ですが、振り返ってみると③の『様子を見ながら徐々に会わせる時間をふやす』というところで失敗してしまいました。
なぜ、失敗したかというと
- 慎重にいきすぎて、2か月たっても先住猫と子猫のキョリがまったく縮まらなかった
- 対面してケンカすると、すぐ子猫をケージに戻してしまっていた
つまり「飼い主がビビりだった」という一言につきます…。もっと大胆にいくべきだったな、と振り返って思いました。
ちなみに、2匹は仲良く遊ぶようになってから2年以上たちます。
驚いたのが、仲良くなってからも人間と同じように日々キョリが縮まっていくのですね。これは発見でした。
以前は近くで寝ることは絶対になかったのですが、今は寝ます。このかわいさが見れるのが「多頭飼い」の良さですよね。
仲良くなってくれて、本当に良かったです。
先住猫が子猫を受け入れたのはなぜ?飼い主がした事
「先住猫が子猫を受け入れるために飼い主がした事」と項目ごとに実際にかかった期間をくわしく解説していきます。
1部屋に子猫専用のケージを用意。この部屋には先住猫が入れないよう、ドアを閉めておく
先住猫と子猫を会わせることはしませんが、お互いに音などで存在には気づきます。
1週間たち、初対面。2匹とも威嚇のオンパレード。
以後、飼い主がいる時のみ1日30分ほど先住猫と子猫をケージごしに会わせました。
威嚇がずっと続いて仲良くなる気配がなかったので、自由にケージごしに会えるようにしました。ただし、先住猫が行くたびに威嚇して子猫が気が休まらないので、ケージは半分くらい布でかくして安全ゾーンを確保。
ステップ④⑤と並行して、飼い主が見守りながら先住猫と子猫が対面。お互いが威嚇してすぐケンカ。ヤバそうになったらすぐ子猫をケージへもどしました。
ごはんを一緒に食べると仲良くなれるというネット情報を見て、実行。かならず先住猫を優先し、子猫がいてもごはんや愛情をちゃんともらえることが伝わるよう意識。声かけ・遊びなどもつねに先住猫から。
ステップ④⑤⑥は並行してやっているので、先住猫が子猫を威嚇しないようになるまでかかった時間は2か月半です。
上記の通りやっていたのですが、先住猫と子猫がまったく仲良くなれずに悩んでいました。
猫の多頭飼いが初めてだったので、どうしたらいいのかも分かりません。
さいわい、猫を10匹以上飼っている義母がいるので相談すると「いつも期間なんて置かずに先住猫の集団のところに子猫をほうりこんでいる」と言われました。驚きつつも事態が変わらなかったので、試しに先住猫と子猫が本気でケンカしても放っておいたところ、2~3日で仲良くなりました(涙)
ステップ⑤のところで「先住猫と子猫がケンカしたらすぐに子猫をケージに戻していた」ことがよくなかったのだと思います。
ここで、本気でケンカさせる事が重要でした。なぜなら、本気でケンカすることで猫同士の序列が決まります。序列が決まるとそこから距離を縮められるからです。(ケガをするほどの喧嘩はダメです)
飼い主がビビらずにちゃんとケンカさせていたら、もっと早く仲良くなれたと思います。
子猫を入れていたケージ。
実は最近(2匹を飼って2年半後の話です)、先住猫が病気になったことがきっかけで一時的に2匹の仲が悪くなったんです。
その時に子猫のときに使っていた、このサークルケージがすごく役に立ちました。
猫2匹とも本来は夜は飼い主と一緒に寝ますが、仲が悪くなり2匹目の猫が寝る場所がなかったのでさっと広げて居場所を作りました。
猫のどちらかが一人で寝れる場所を確保しておくと、ストレスが軽減されますね。
折りたたみのケージは猫同士の仲が悪くなった時だけでなく、引っ越しや災害時用に持っておくと安心ですよ。
猫の多頭飼いを成功させるには、猫の相性が大事?
自分の経験から、猫の多頭飼いを成功させるには猫の相性が大事だなと思いました。では、どんな観点から猫を選んだらいいのでしょうか?
多頭飼いに向いていると言われる猫の条件はこちらです。
(猫を10匹以上飼っている義母曰く)本当に相性の悪いネコ同士だと、一生仲良くはなれないそうです。
筆者が2匹目のネコを飼うことにしたのは1匹目の猫が寂しがりだったためです。遊び相手になるような子を求めていたので、相性が悪くては本末転倒です。
なので2匹目を飼うときには、上記【画像】の項目で相性などを考慮して選びました。
仲が良くなるまでに2か月半かかった、わが家の猫のデータはこちらです
年齢差はちょうど1歳で、共通点は『女の子』『遊び好き』『ビビりな性格』という感じでした。
子猫のほうが先住猫より身体能力が高かったので力関係が逆転したらどうしようと思っていましたが、子猫が気を使う性格だったので最終的にうまくいってホッとしました。
やはりどんな組み合わせだろうと、性格の相性がものを言うと思います。
もし、何をやっても猫が仲良くなれない…という場合には最終手段としてこういう製品もあります。
猫のフェロモンでストレスを取り除き、落ち着きやすくしてくれますよ。
先住猫が受け入れたサインは?:まとめ
この記事では「猫が威嚇しないようになるまでかかった期間」と「失敗したポイント」「成功するまでにした事」の経験談をまとめました。
猫の多頭飼いは先住猫と子猫が仲良くなるまでの期間が長くつらかったですが、猫同士が仲良くなるとウソのように毎日が楽しくなりました。
とにかく先住猫をたてて、大事にしてあげる。あとは猫同士の相性で決まると思います。